何もしなくていい

子どもたちは何もしないで家でゴロゴロしていると「勉強しなさい」と言われ、勉強をしないならせめて何かスポーツをしなさいということでクラブや道場に連れて行かれたりします。

これが全て害悪だとは言えませんが、「何かをしたら価値がある」という条件つきの考え方であることを認識した上で使うべきかもしれません。

無条件で、何もしなくてもありのままで価値があるという関わり方をすることによって、新しいことに挑戦する気持ちになるものです。

それでも本当に何もしなくてもいいのかという不安があるかもしれません。

振り返ってみて大人はどうでしょうか。働いてお金を稼いでいるのだから許されるという理屈もあります。しかし実際にはそこまで大したことをしているようには思えません。

日々同じことを繰り返しているだけだったり、お金のためと言いつつも単に惰性で働いているだけというのが実情ではないでしょうか。

それでも大人はしっかり幸福に生きていますし、何か特別なことをしなくても十分価値がある人生ではないでしょうか。

何かをするという条件をつけるのではなく、すでにある「今」を無条件に受け入れることが重要なのではないかと考えています。