生きているだけで100点満点

明石家さんまの言葉にこのようなものがあります。

人間生まれてきた時は裸。死ぬ時にパンツ一つはいてたら勝ちやないか。

勉強ができなくて、スポーツもできなくて、やりたいことがなかったらゼロだと考えてしまいがちです。

そんなことはなく、生きているだけで無条件に100点満点なのです。そういう気持ちで他人と関わっていくのが良いと思っています。

勉強ができないならせめてやりたいことを見つけなさい、というような言い方をする人がいますが、そんなことしなくても一人ひとり十分価値のある人間として認めて良いのです。

条件付きの関わり方をしていると子どもの自己肯定感は下がります。何かができるから認められた、つまり何もできなければ自分は価値がない、と考えてしまいがちになります。自己肯定感が下がれば萎縮して新しいことに挑戦しなくなり、ますます苦しくなっていきます。

具体的に言うと、勉強ができなくて高校に行かないとしても、それは周りが良し悪しを決めることではなく、心配する必要はないのです。周りの人間は勉強させることではなく、勉強ができなくても幸福になれる方法を問いかけることではげましていけば良いのです。

自分で自分を律する気持ちは必要です。しかし他人に対しては、生きているだけで100点満点で、そこにプラスアルファで挑戦することがあるなら素晴らしいから応援するし、しなくても別にいいという姿勢で関わるようにしたいと思っています。