「教えない」という関わり方

講師として身につけて欲しいのが、教えない技術です。教える技術ももちろんあった方が良いのですが、教えない技術を先に身につけた方が後々役に立ちます。

教えないとは

教えない技術とは「引き出す」技術のことです。生徒に何か質問された時に、「教えない」といって拒否することとは違います。

生徒に質問を投げかけることによって、生徒自身の内部にある正解を引き出します。

正解は本人の中に

最も重要なのは、正解は本人の中にしか無く、講師は答えを持っていない、という心構えです。もし講師が正解を知っているように思っても、それは講師にとっての正解であり、生徒にとっての正解ではありません。

生徒中心の視点に立つと、教えられることは外部から「与えられる」ことであり、教えないということは「自分の内部に見つける」ということです。

他人から指示されたり与えられたことより、自分で考えたことの方が身につきやすいです。教えないことで自分で考える力、自立する力を高めることができます。