悪いところを直すには時間が足りない
私自身、かつては悪いところを改善していくのが成長だと思っていました。
自分に足りない能力を見つけて、それを直していくことに自己満足を感じていたのかもしれません。
しかし最近はいくら悪いところを直しても「悪くない」状態になるだけで、「良い」状態になることは無いのではないかと考えています。
悪いところを直しても
ビジネスでいうと、実は「悪くないもの」というのは一番売れるものでもあります。
マクドナルドのハンバーガーはその最たるもので、味が素晴らしくおいしいから世界中で売れているのではなく、安くてそこそこだから売れているのです。
悪くないものを売るには、その準備段階としてユニークな商品でシェアを獲得する必要があります。
まずユニークな「良いもの」でチャネルを確立して、その後「悪くないもの」で稼いでいくというイメージです。
人生は短い
人としての成長に関しても、人生は短すぎて苦手なものを克服する時間がもったいないです。良いところをいかに伸ばすかに挑戦しているだけであっという間に時間はなくなっていきます。
悪いところを直すのではなく、それを他の人に協力して補ってもらう能力の方が重要なのかもしれません。