三越日本橋のコンシェルジュサービスは、間接的なICT化だ

新しい三越日本橋では、コンシェルジュサービスに力を入れていくようです。

これは大人世代のICT化だな、と感じてハッとさせられました。

モノより情報に価値がある

デパートに買い物に行くようなデジタル機器を使わない人たちには、ICTとはあまり関係がないという固定観念があります。

安いものならインターネットで買えば良いかもしれません。安い高いだけでは測れない、「自分にぴったりのものかどうか」という情報がコンシェルジュサービスの強い付加価値となっています。

デジタル機器を持っていない世代も、周りの世の中の影響は受けているのです。

デパートというと古色蒼然としたビジネスのやり方をしているイメージがありますが、モノよりも情報に価値があるという時代の変化に敏感に対応したことは驚くべきことです。

情報の流れを進歩させるのがICTだとしたら、こうしたサービスはデジタル機器を使わない間接的なICT化です。その見事な発想に敬服しました。