「若いのにすごい」という表現

人を見るときに年齢は基準にならないというお話です。年齢によってできる事できない事っていうのは変化してくるということです。

さらに大切なのは年齢を重ねるとレベルアップするというわけではないことです。例えば20代のすごい人がいたときに、その人は本来30代にできることが20代で出来てるからすごいわけではないということです。

そうではなくて30代には30代にしかできないことがあり、20代には20代にしかできないことがあるというふうに考えた方が良いのではないかと思っています。

これは例えば経験が邪魔をするということがあって、年齢を重ねることによって考え方が凝り固まったりしてうまくいかないというようなことがあるからです。

一般的に若い時にできることっていうのは、体力があるので多少無理をしても頑張れるといったことが言われますが、知力とか思考とか精神的な面でも若い時にしかできないことがあるのです。

中学生にしかできない思考や発想もあるでしょうし、四十代五十代でなければできない思考というのもあると思っています。

もっというと年齢だけではなく個人それぞれができることが違うということも考えなければなりません。年代によってできることが違うように個人個人でもできることがそれぞれ違うということです。

そういう理由で、人を見るときに年齢を基準にすることはできないと考えています。