教員の質は低くない

今ある教育に対しての不満は非常に高まっていると思います。教員の学校の先生の質が低いのが問題だという意見がありますが、それには疑問を感じています。特に地方では教員以上の能力の高い人材を集めることは難しいと考えています。

例えば県庁や市役所や地銀で働いてる人を見た時に、教員の方が質が低いようには見えません。そういった公務員とか地方の有名企業と同じかむしろ教員の方が少しレベルが高いこともあると思います。

ですから地方においては今いる教員以上のレベルの高い人材を集めるということこれそもそも不可能なんじゃないかと考えています。

そして問題は教員の質では無いのではないかということです。現場の教育に不満があるから、この不満の原因は教員だという発想もあると思いますが、そこまでシンプルな状況ではないと思っています。

教員の質を上げれば教育の質も上がるというような単純な構造にはなっていないということです。教員も一生懸命頑張っているし、生徒も保護者も一生懸命頑張っています。それにもかかわらず不満が出てくるというのが今の教育の現状だと考えています。

ですから単純に教員の質を高めるという理想を求めるのではなく、別の角度からアプローチしていく必要があると考えています。