貯金しなくていい人になる

将来への不安から生活の安定を求めるというのは当然のことです。お金を貯めようという風な考えもありますが、お金を貯めるのではなくスキルとか信頼関係を貯めていく方が効果的だと思っています。

どういうことかというと、貯金がなくても生活の不安がないくらいのスキルとか人間関係を構築していくということです。例えば仕事がなくなったとしても別の会社にすぐ就職できるようなスキルを持っていればそれで問題ないわけです。 A 社という会社で仕事が駄目になっても同じような内容の仕事をしている B 社にまた就職できるのあればのであれば、それは一つの安定の形だと言えます。

起業しているとしたら、何かの事業に失敗したとしてもまた別の事業をやるときにお金を払ってくれる信頼関係を構築していればそれも一つの安定の形になるということです。

なぜスキルや信頼を貯めていくのがいいかというと、お金を貯めるということは根本的な問題解決にならないからです。一時的な生活費になることはあるかもしれないですが、その先に何十年も続けていくにはお金だけだと足りないからです。

具体的には年間300万円で生活している人がいたとしたら1000万円貯めても3年ちょっとしか生活できないということになります。ですからお金を貯めるというのはさほど効率の良いことではないかもしれません。貯金するだけのお金や労力があるのであれば、スキルのためにあるいは人間関係を作るために使っていた方がより効果的だと思います。

お金を貯めても自分に自信が持てるようにはなりません。自信につながるようなスキルを貯めることにリソースを使っていったほうがよいのではないかと考えています。