壊れるものに慣れる

普段便利なものを使いすぎて、何かが壊れるという感覚が薄れてきてしまっているのではないかと考えることがあります。

そういう意味でも壊れやすいもの、例えば天然素材のものを選ぶということが重要だと考えています。フローリングであったり机であったりそういったものに天然素材のものを使うそういうことを少し心がけています。

なぜかというと壊れにくく便利になっても、幸福感は高まらないということがだんだんわかってきたからです。あらゆるものが壊れない完璧なものでできているという前提生活していくと感覚が鈍くなってきているような気もします。何かちょっと壊れただけでも動揺してしまうというようなことが起こります。

そうではなくて物はいつか壊れるのが自然なわけです。壊れたら直すとか、壊れてもそれを受け入れるというような方がしなやかな姿勢だと考えています。最初から壊れると思っていた方がその後のメンテナンスにまで気配りができて色々なものと付き合いやすいのではないかと思います。

物はいつか壊れることを思い起こさせるためにも、壊れるものを選ぶというのも良いのではないかと考えています。