道具もシングルタスクに

シングルタスクで作業を進めるように心がけていますが、物もシングルタスクさせることを考えています。一つの道具の役割を一つにするということです。

一番顕著なのがスマホです。スマホは電話機能と、アプリ機能と、テザリング機能と、オーディオ機能という色々な機能を一つにまとめたものです。しかしそれを今はバラバラにしていくという作業をしています。

オーディオはオーディオプレーヤー、電話は電話機、SNSや必要なアプリを起動するときにはスマホというふうに分離しています。

なぜかというと、どんなに便利になっても100%使えるものにはならないからです。色々な機能があっても全ての要求を100%カバーできるという状況にはならないということです。そしてものですからどうしても使える機能というのは物理的制限があります。無限に使えるわけではないということです。

これは人間にとって時間は無限ではなく有限であるというのと似ています。有限だとすると優先順位をつけて高い順にリソースを振り分けていくということになります。これを道具に置き換えて考えてみると、道具の機能というのは有限で限られているので優先順位が高い一つの機能だけを使っていくことになります。

もちろんマルチタスクできる多機能なものというのは非常に魅力的です。ただこれはあくまでも魅力的に「感じる」というところで終わってるのではないかと考えています。例えばその商品を見つけて買った時「これは便利だな」という感動がありますが、その時がピークなのではないかと考えています。

実際にはそんなにたくさん機能を使うことはありません。本当にたまにしかないたった一回のために便利な機能が付いてるのというのは少し無駄な気がします。

そういうわけで自分の行動もシングルタスクを目指して行きますが、道具に関してもシングルタスクのものを使うようにしたいと考えています。