流暢なトークが全てではない

トーク力の重要性はますます高まってきていますし、私自身もトークに関する情報には敏感になっています。

トークと聞いてまっさきに思いつくのがタレント風の流暢なトークです。テンションが高く、会話が途切れることなく言葉が次々と出てくるあの感じです。

しかし、それだけがロールモデルではないということも認識しておく必要があります。

大事なポイントは、ターゲットがどういう人で、どういう目的のトークなのかを考えることです。

流暢なタレント的トークは、マス向けの表現の一つであることを思い出す必要があります。目的もなく視聴している相手に対して、いかに離脱させずに注意を保ち続けるかということを意識した方法論です。

マスメディアではその方法がふさわしいといえます。

その一方で、たとえば誠実さが重要な状況では口下手あるいは口下手のように見えるトークの方が効果的です。

マネーの虎という昔放送された番組を思い出します。

決して流暢とは言えない職人肌の応募者が、社長たちから絶大な信頼を集めて投資の希望が殺到していました。これもトークの雰囲気がターゲットと目的にフィットした結果だと思います。

最近はYouTubeでもカテゴリが細分化されてきて、落ち着いた雰囲気の話し方であったり、テンションが低めのトークをする方もよく見られるようになってきました。

自分にとっても無理のないキャラ、テンションでのトークを模索していきたいと思っています。