日本の民族観

日本人にとって、民族というものを意識する機会はあまり多くありません。しかしこの民族観の影響力は非常に大きく、今後多くの民族と交流していくうえでは非常に重要なポイントになるのではないかと思います。

過去の時点でも、北海道や琉球の民族がいますしその他の民族が移住しているという状況がありました。さらに、今後はさまざまな民族が日本の中に存在するという状況にシフトしていくと思われます。

「日本人はみな同じ日本人という民族」という意識を潜在的に持っています。

学校の校則で髪を染めてはいけないといったようなルールがあるのも、同じ日本民族であるという前提のもとです。日本人ならば黒髪で肌が黄色くモンゴロイドの顔をしているという考えがあって、例外はそもそも考慮されていないということです。

ハーフの生徒もいますし、見た目がモンゴロイドとは異なる容姿の生徒もいますから、そのような校則はふさわしくないものです。

これまで当たり前と思っていた価値観がこれからどんどん変わっていきます。民族は一つだけではないということを認識することから始まるのではないかと考えています。