戦略的スローダウン

戦略的に、意図的にペースをスローダウンして力を蓄えるということが必要だと思っています。

調子が良い時などは、ついハイペースで自分が持てる力を100%出し切って活動してしまいがちです。

そしてその結果、集中しすぎた状態になりどこかで息切れしてしまうということが起こります。

そうなる前に自分で意図的にスローダウンするということが必要だと思っています。調子のいいところでスローダウンすることによって、結果的には活動の総量が増えるからです。

ただし、経験的にも調子の良い時に休むというのはなかなか難しいところがあります。

どういう風に難しいかというと、走り続けている状態からスピードちょっと落とすというのは意外と心理的に辛いものです。これは変化があるからです。変化するという事はストレスになりますから、そういう意味での難しさがあります。

いずれにしても、長期的に見てみると瞬間の活動量よりも、その日の活動量と継続時間の積がトータルの活動量になるわけなので、スローダウンしても長く続けるということの方が重要です。

簡単に言うとウサギとカメのようなもので、少ない活動量でも長く続けていた方がトータルの活動量は大きくなるのと同じです。

これを「戦略的」にスローダウンするというふうに考えていくわけですが、最終的に目指すものはこれは戦略なんだという言い訳をしなくても、自然にスローダウンできる状態です。

「なんとなく疲れた」とか「なんとなくスローダウンするタイミングだなぁ」という感覚で方の力を抜いていく。これが1番目指すべき姿だと思っています。