写真と文字はダブらせない

チラシやウェブサイトあるいはSNSで、写真と文章を一緒に載せることがあります。

そういった時に写真と文字とで表現する内容が重ならないようなものが良い表現なんだと思います。

せっかく写真と文字とで違う表現方法なのに同じものを描写していったらもったいないと言う感じがします。例えば青い空の写真に、文字で「青い空」と書く必要はないということです。

写真は文字では表現できないことを表現するべきです。例えば色とか景色だとかそういったものは文章にすると長くなってしまいます。写真だと一瞬にして伝えることができるので、そこが大きなメリットだと思います。

反対に文字は写真にできないような概念を表現することができます。例えば「安心」とか「時間」とか抽象的な概念を写真で表現するのは少し難しいので、文章が非常に役に立ちます。

何か伝えたいことがあったとして、文字を隠して写真だけ見ると伝わらない、逆に写真を隠して文字だけだと物足りない、というような状態になっているかどうかをチェックするといいのではないかと思っています。

自分がグラフィックデザインをする時にも、写真と文がダブったことを表現していないか気をつけるようにしていきたいと思います。