能力の高い人材を求める経営者は無能

どんなタイプの従業員を集めてもビジネスを支えられるサービスやプロダクトを生み出せるのが有能な経営者ではないかと思います。

もちろん従業員が自分から能力を高めようと思ったり、自然に生まれる成長願望であれば素晴らしいことです。

しかし従業員側が「努力しないとクビになってしまう」というようなプレッシャーをマネージメント側から感じるような状態はは良くないと考えています。

能力が低かったり、生産性が低い人を集めても経営を成り立たせる強い商品力やチャネルを持っていることが経営者として誇らしいことです。

もし仮に望み通り能力の高い人を集めたとしても、それはもはやフリーランスや経営者の卵の集団であり、組織としてのメリットは薄くなってきます。実際にそのような会社もありますからあながち悪いことでもありません。そうなると普段はリモートワークで月に数回顔を合わせればいいくらいのゆるやかな関係で、それもまた良い形なのではないかと思います。

どんな人材が入ってきてもビジネスを支えられるだけの経営力をもっていることが経営者としての力量の見せ所なのではないかと思います。