「ちょっといいかも」という程度がいい

無印良品のコンセプトである「これでいい」にも通じますが、人によって適切な熱量というものがあります。

これでなければならないとか死ぬ気でがんばるというような熱量の高い意識は、一部の能力の高い人および能力が高いと思っている人にとってはいいのかもしれませんが、その他のわれわれ普通の人にとってはちょっと息苦しく感じられるものです。

勉強に関しても同じです。勉強が好きで好きでたまらないとか、苦しいけども歯を食いしばってやるというような情熱ではなく、自然体で自分のペースで楽しめるような感覚を目指していきたいと考えています。

学生だからといって勉強だけに全ての生活を捧げるのではなく、ちょっといいかもと思える程度の方が将来にもつながる長い学びにつながるのではないかと思います。塾を仕事としてやっていると、つい自分が人生をかけてやっているのと同じように生徒に求めてしまいそうになるので注意しなければならないと感じています。

学ぶということがライフスタイルに溶け込んでいくようなイメージを描いています。