親は子どもの特殊な一面しか見られない

ほとんどの場合、保護者は生徒を過小評価します。実際には能力や社会性には全く問題が無いにも関わらず、不安やイライラを抱えてしまうものです。

古今東西似たようなことが起こっていて、それにはメカニズムがあります。

生徒自身は自分の所属する集団の中では家庭とは別の顔を持っていて、親はその生徒の特殊な一面しか見ることができないからです。

社会と家庭の図 非常に狭い視野で見るので、悪いところについ目がいってしまうということですね。

家庭は社会ではありません。仲間のいる社会と違って、家庭の中では家族と同じ行動をしたいという気持ちにはならないものです。特に思春期においては、むしろ家族とは差別化された自分であることを望みます。

社会と家庭、その評価の方法

そういうわけで、勉強や生活態度に関しても家庭内や親の視点で直接評価するよりも、社会から見てどうなのかという間接的な評価の方が正確なのではないかと思います。その方が親のイライラや不安も軽減と思います。