お金ではなく価値を稼ぐこと

よりよい生活をする手段の一つとしてお金を稼ぐというのが形骸化すると、お金を稼ぐこと自体が目的になってしまうことがあります。

価値はいったん貨幣に換算できるという前提で、お金を稼いでいるということは何かしら役に立っていると考えることができます。もしそうならばGDPと幸福度が相関しているはずなのに、実際にはかならずしも相関していません。

多くの場合、価値は換金できることは事実ですが、換金できない価値も少なからずあるようです。

価値を与えるというと難しく聞こえますが、喜ばせるとか役に立つとかいろんな表現があります。たとえばコンビニで買い物をした時、店員さんと何気ない会話をすることがうれしかったりします。物はお金で買いますが、お金は関係なくただ会話することがうれしかったりしますよね。

これが換金できない価値があるということです。

お金を稼ぐということに注目して過ごすよりも、価値を稼ぐという基準で行動する方が気楽で楽しい人生になると思っています。

一方で価値を相手に与えようと思って行動したとしても、本当に相手に価値を与えているかはわかりません。わからないからこそ、絶えず相手のことを考えて工夫していく必要があるのではないでしょうか。