学びをライフスタイルに溶け込ませる
私たちはつい勉強だから仕事だからといっていちいち襟を正して、ヘトヘトになるまでがんばりすぎてしまい結局ハッピーになれないという状況に陥りがちです。
勉強をそういった気を張らなければならない特別なものにするのではなく、人間としてごく普通のライフスタイルの一部に溶け込ませたいと考えています。
生活に溶け込ませれば心理的なハードルもなくラクに進めることができます。歯磨きをしたり家に入る時に靴を脱ぐという面倒なことも、生活に溶け込んでいるから辛くないのです。
そのために必要なことは、6〜8割の力で継続することです。よくない例は気合を入れて妥協を許さず毎日ギチギチに計画を立てたものの、一日体調を崩して計画が全て台無しになって結局続かないというようなケースです。
全力で理屈通りに計画するのではなく、少しゆとりを持たせてずっと続けるということです。
これはつまり精神力ではなく仕組みで支えていくようにするということです。その仕組みの一つが習慣化であり、ライフスタイルに溶け込ませるということなのです。
そして学校や塾、先生はでしゃばったり主張しすぎないことも重要です。学校だ、塾だ、先生だと言って主張するのではなく、生徒たちの学びの背景になって、無色透明な存在になれば良いのだと思います。
カリスマ性ではなく、ライフスタイルに溶け込むということが目指すべき方向性です。