子どもの方が賢い

エマーソンが「教育の秘訣は、生徒を尊敬することにある。」と言ったように、子どもを子ども扱いせず少し若い大人として扱う姿勢は重要です。

とはいえ、いきなり尊敬するといっても実際にはどのようにしたらいいか戸惑うかもしれません。

そういう場合には尊敬という言葉ではなく「子どもの方が賢い」と考えてみるのはどうでしょうか。

たとえばダラダラしてしまってなかなか上手に時間を使えない生徒がいたとします。

大人の方が賢く、教える立場にあるのだという固定観念を捨てて、「どうやったらうまくいくと思う?」という問いかけをしてみるとよいのではないかと思います。

子どもの方が賢く、自分自身のことをよく知っているものだという前提で、どうやったらうまくいくかを問いかけてみるのです。

こちらが教えなくても、答えは本人の中にあるものです。「子どもの方が賢い」という姿勢で対応するとうまくいくことがあるかもしれません。