教育は幸福度を高めるためにある

テストや受験、就職など目先のシステムに振り回されて、子どもに望むことや教育の目的を見失いがちです。

幸福に生きること、これが根本的な教育の目的なのではないでしょうか。

そのための手段として学歴や収入があるはずであって、手段と目的が逆転してはいけません。

もちろん、狭い意味で幸福度を高める手段として学歴や収入は有効です。ですからいい大学に入っていい企業に就職するというのも一つの手段として存在しています。ただし学歴があっても就職できるとは限らないような時代になったり、システムが変更されたら破綻するものです。

もっと広い意味での幸福になる手段として、人間としての内面や能力を身につけるということがあります。自己肯定感、学習能力、コミュニケーション能力などがあれば時代環境が変わっても幸福をつかめる可能性が高まります。

そしてそれらの能力は暗記する知識とは違い、強制して身につけられるものではありません。それらを踏まえると教育の方法もおのずと決まってくるのではないでしょうか。