「なんで?」という言葉は選ばない

私たちは毎日言葉を使っています。あまりにも身近なので普段つい意識せずに使ってしまいますが、人と関わる以上言葉選びには神経を使うべきなのではないかと考えています。

たとえばコーチング的な手法を使う時には理由や根拠を尋ねる場面が多いですが、私はその時に「なんで?」という言葉はできるだけ使わないように心がけています。

本来「なんで」という言葉は相手を責めるニュアンスは無いはずですが、実際には「なんで(Aすべきだったのに)Bしたの?」という叱責で使われる場面がわりと多いと感じるからです。

そういう意味の混じっていない、できるだけ叱責のニュアンスが混入する可能性の低い言葉を選んでいます。

状況によって言葉は選びますが、たとえば「なんか理由はある?」というような言い方をすると純粋に理由を聞いているのが伝わって良いのではないかと思っています。

ほんの小さな言葉選びの差が人の心に与える影響は大きいのではないでしょうか。