勉強を否定しない

勉強にまつわる既存のシステムは改良したり削除していくべきところがあるかもしれませんが、勉強自体を否定する姿勢は取らないようにしています。

常識的に勉強だと捉えられているものは、ごく限られたローカルルールの中での認識だと悟る必要があります。

ペーパーテストの評価、強制されること、勉強に関する大人の関わり方などがごちゃまぜになって、いわゆる「普通」が形成されています。

勉強の内容自体は残して、今まで勉強を阻害する要因になっていたものを排除してくだけで、勉強は楽しいものになる可能性があります。

勉強自体は非常にコストパフォーマンスに優れた活動です。いつでもどこでもできるので、道具や場所を用意しなければいけないスポーツと比べても手を出しやすいです。

さらに重要なポイントを挙げると、勉強は言葉を通して行われるということです。スポーツや野外活動であったり、芸術などの言語を必要としない学習ももちろん重要ですが、言語を通した活動としての勉強は他人とのコミュニケーションや視点を養う意味で非常に重要です。

ないものねだりで、今ある勉強を否定することは簡単ですが、偏見なく、かつ変化を恐れない姿勢で勉強と向き合っていきたいと考えています。