謙遜と自己評価の共存

自己評価に関して、自分で自分のポジティブな評価を口にするのはためらわれることがあります。

謙遜という日本人の慣習は残しつつも、より正確な自己評価のスキルを磨くにはどうしたらよいでしょうか。

まずはレトリックの問題ではなく、内容の問題として考える必要があります。「一応よくできた」といって謙遜するような、言い方を変えれば良いという問題ではなく、内容として他人に披露しても恥ずかしくないような言葉を選ぶ方が良いのではないかと思っています。

感情的な自己評価はただの自惚れになるのも事実ですから、ポジティブな自己評価は論理的である必要があります。卑下せず、ポジティブな自己評価を言葉にするときは客観的な根拠を添えることが重要です。

たとえば「以前の自分と比べたら良くなった」といったような根拠を添えることで、客観的な自己評価として他人に遠慮することなく表現できるのではないかと思います。

謙虚な姿勢を保ちながらも、自分へのポジティブな評価ができるようになるのが最も良いのではないでしょうか。