少し若いだけの大人
生徒を一人の人間として扱うことを表す言葉として、何がふさわしいかを考えていました。個人を尊重する文化では一人の人間という言葉もしっくりくるのでしょうが、日本においては少し違和感のある言葉です。
最近ふと目に入った「若い大人」という言葉がとても伝わりやすい表現かなと思いました。
「子ども」というとらえ方から少しだけ目線を上げて、「少し若いだけの大人」として関わっていくのはどうでしょうか。
生徒とコミュニケーションをする時に、相手が大人だったらこういう言い方をするかどうかが一つの基準になります。
子どもに「お菓子ばっかり食べるのをやめなさい」が言うことがあるかもしれませんが、大人に「タバコをやめなさい」と面と向かって言うことはあるでしょうか。そしてそれは効果的なのでしょうか?
子ども扱いすることによって、大人も深く考えずにコミュニケーションを取ったり、子ども自体も本来できることをやらせてもらえないということが起こりがちです。