好きなものは数字で語らない
テストの成績で勉強を語るのは、そこまで勉強が大切だと思っていないからかもしれません。数字で評価するものというのは、興味が無いもののことが多いのです。
たとえば、熱心な野球ファンを想像してみてください。野球ファンに対して「今日の巨人対阪神の試合、5-0で巨人の勝ち」という情報だけ与えたとしたら、これで満足してくれるでしょうか。
それくらいの情報量で納得するのは、ちょっと興味があるとか、なんとなく好きというような人たちです。
野球ファンで、本当にこだわっている人たちなら、内容を細かく気にします。誰がどのタイミングで打って、どういう試合の流れだったのかが重要です。
同じように、勉強でいうとテストの成績で語るのは、中身を考えるほどの興味がないということなのかもしれません。
そうであるならば、学習塾も成績アップを提供しようというのは少し間違った方向に保護者をリードしているのかもしれません。