信頼の上のルールか
ルールを決めることは良いのか悪いのかという議論があります。
私は信頼の土台があるという前提の上で、ルールを決めるのが良いと思っています。柔軟な人間同士の関係をベースにして、その上にルールを乗っけるという二段構成にすると良いのではないでしょうか。
ルールや法は完成品ではありません。全てのケースに対応することは不可能です。
そこで信頼関係が成り立っていれば、ルール外の措置もできる可能性があります。
たとえばルールには違反しているけど、こういう事情があったのなら誰も責められないという状況があるかもしれません。そういう時はルールで決めきれないことを個別対応するということですね。
反対に、信頼構築ができていないのにルールを決めると、ルールだけで判断することになります。悪い意味での「ルールだから仕方ない」ということになってしまいます。
信頼は合意(コンセンサス)ということもできるかもしれません。
それぞれの人がどういう価値観を持っているかを確認するために、コミュニケーションが大きな役割を担うことになります。