いい母親だと自信を持てる人はいない
あなたはいい母親ですかと聞かれて、はいと即答できるお母さんはほとんどいません。
では世の中にはダメな母親であふれかえっているかというと全くそんなことはなく、むしろ皆さんが立派な子育てをされて、しっかりとした社会人を世の中に送り出しています。
お母さんたちのこういった不安から、学校や塾の先生の自信に満ちた態度が魅力的に映ってしまうことがあるのかもしれません。
誰かにこれが正しいと言ってもらうことで少し気持ちがラクになった気がして、頼りたくなる気持ちも理解できます。
こうしてギラギラした、怖い雰囲気の学校や塾がたくさん生まれるのだと思います。
実際には「正しいこと」は存在しません。あるのは「その人にとって正しいこと」だけです。
大事なのは依存する相手を見つけることではなく、自分がダメだと思うところも含めて、自分で自分を受け入れることです。
そのためには、ただありのままでいるだけで価値があるという自己肯定感が心の土台として必要なのではないかと考えています。