3つのH

数学の面白さに気づくのには三段階あると言われています。

  1. Hand (方法がわかる)
  2. Head (理屈がわかる)
  3. Heart (よさがわかる)

Handは計算ができてドリルでマルがつくという段階、Headはなぜそのような計算になるのかを理屈でわかった段階、Heartはどういう意味があるかを理解してうれしく感じる段階、と言うことができます。

Handは誰しも必ず通る道であり、マルバツをつけることで可視化しやすいものです。また、Handを繰り返しやっていくうちにHeadやHeartに到達することがあります。

ただし、平均くらいの子に合わせようとする公立学校も、ペーパーテストだけにこだわった学習塾も、単なるHandの反復に終止しがちであることはよく覚えておきたいと思っています。

Handだけの反復をするのではなく、HeadやHeartにふれることができるような学習のチャンスをたくさん設けておくべきだと思います。