直観と美意識を磨く

直観とは、適当なあてずっぽうではなく、完全に習慣化された脳の働きと言うことができます。

たとえば、自転車の乗り方を覚えるとき、最初は「バランスを崩さないように」とか「前を注意して見る」とかいろんなことを考えながら乗るはずです。慣れてくるにつれ、そういったことは考えなくても自然にできるようになります。

しっかりシステム化された思考は、自分でも思考していると感じなくなるのです。

同じようなことが人間の思考でもいえます。将棋のプロ棋士ともなると考えると言うより直観的に最善の手がわかるのだといいます。

知的レベルが高い人ほど、直観を軽視して理性的に考えたことを優先しがちです。

合理的なことを行うというのはもちろん必要で、各人がそれぞれ学習していくべきことです。ただし、今後は合理的な判断はコンピュータに追い越されて、誰でもアクセスできるものになる可能性が高いです。

そこで残るのは人間の直観や美意識なのかもしれません。

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