ひたすら信頼すること
口うるさく叱ったり、下手に口出ししない方がいいとわかっているのに、つい干渉してしまう、ということがあるかと思います。言ってしまってから自己嫌悪に陥ったり。
そういったことを、理屈ではダメだとわかっていてもなかなか実践できないというお話も聞きます。
どのようにして改善したらいいでしょうか。
正解は相手の中にしかない
現代では特に、お互いの共通認識(いわゆる常識)はなかなか共有できなくなっています。自分が正しいと思っても、相手が間違いだと思えばそれは間違いです。
これは感情的な言葉だけに限りません。合理的な言葉、正論もそのままぶつけると、相手にとっては正しくないことになる可能性があります。
親子間や、先生と生徒でも同じです。正解は相手の中にしかないことを体に染みつくまで叩き込むべきです。
自分が正しいと思うのは、相手を信頼していないから
ところがつい自分の経験や知識に思い上がってしまって、自分は正しい、相手を矯正できると思い込みがちです。それは乱暴に言えば相手への愛よりも、自分への愛が強い状態なのかもしれません。
「正解は相手の中にしかない」という理屈はわかっていても、なかなか実践することは難しいです。
自分が正しいと思うのは、相手を信頼していないからです。信頼している人に対しては、多少のことで干渉はしないはずです。
これを実践する方法は、ひたすら相手を信頼することです。テクニックとしてのコーチングというものもありますが、それ以前にベースになるのは相手への信頼です。
信頼して、傾聴して、承認することができれば、コミュニケーションも問題解決もはるかに良くなるはずです。