根性論のための自己肯定感

先日の記事で自己肯定感とは「こうやったらうまくいく」という自分を信じられる感覚だというお話をしました。

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自己肯定感が低いと「やってもムダ」という感覚をもつようになります。

今の若者について「言われたことしかできない」「仕事をすぐ辞める」などという愚痴をこぼされることが多いですが、それも自己肯定感の低さが原因だと考えると理解しやすいのかもしれません。

やっても報われないから言われたことだけやる、希望が見えないから仕事を辞めるといった気持ちですね。

こういう現象を短絡的な視点で見ると「根性がない」ということになってしまいます。

ただし、根性論は絶対悪だとは言い切れないのではないでしょうか。

昔の人が根性があったとも思えないのですが、根性を身につけることはどんな人にもプラスになることかなと思います。

物質的な能力の高さが同じであれば、差がつくのは精神力の強さです。一方で、根性は人からどうこう言われるものではないので、他人から根性を強制されるのは全く効果がないと思われます。

自己肯定感が高いと、「とりあえず挑戦してみる」「どうにかなるから諦めない」という気持ちが生まれます。これこそ根性や精神力の強さなのではないかと思います。

自己肯定感は周りのモノではなく、人間の内面にある「モノの見方」で変わります。自分を信じる力、自己肯定感を高めることで、いわゆる「根性のある人」になり得るのではないかと考えています。