学校教育の3つの改善点
学校教育や学習塾・予備校の生態系の中で、まだまだ改善できると思う点がいくつかあります。この3つのポイントをいかに良いものにできるか、ということに私は挑戦したいと思っています。
1. 目指すものがあいまい
「この目的のために教育をするのだ」という、目指す理想があいまいだと感じます。
理想像や育成したい資質・能力をきちんと定義しないままに、教育=勉強=テストの成績という構図が固まっているように思われます。ほとんどの学習塾は成績アップを謳っています。
目指すものを考える上で、時代の状況を反映していることが必要です。昔からこうやってきた、という惰性で続いている教育方針は見直すべきです。
そして定義された目指すものは学校の先生、保護者、生徒で共通認識されていなければならないと考えます。
2. 評価の方法が貧弱
現状ではペーパーテストと、通信簿の評価に偏っています。保護者は教育の専門家ではないので、専門的なことを言っても伝わらない可能性が高いです。そういった保護者に向けても伝わりやすい評価法を開発、導入していく必要があるのではないかと思います。
評価の方法としては、目指すものとフィットしていることが必要です。そして、評価方法自体が、学びを促進させるようなものであるともっとよいと思います。
3. コミュニケーション技術の軽視
目指すものと評価が改善されたとして、実際に生徒に接触するのは教員や講師などの人間に頼ることが多いでしょう。
先生と生徒の間では、学びを促進させるようなコミュニケーションが行われるべきだと考えます。
当然ながら、コミュニケーションにおいても、目指すものとフィットするような技術を使っていくべきです。たとえば、主体性を重視する理想があるのであれば、教員側からの決めつけや管理・強制はせず、傾聴の姿勢を重視すると良いと思います。
これらを最適化する
この3点を改善すれば、学びはもっと楽しくなるはずです。本来学ぶことは楽しいことですし、学ぶ楽しさを経験することは、教科の学習よりも重要ではないでしょうか。