テストが過去にこだわる後ろ向きの評価になっている

評価にはどんな種類があるでしょうか。良い評価と悪い評価があるというのはおなじみかと思いますが、時系列でとらえると後ろ向きの評価と前向きの評価という分け方も可能です。

後ろ向きというのは、変えられない過去のことに注目しているという意味です。たとえばテストの点数を見て「なんでこんな低い点数なのか」というように、過去の行動がどうだったのかという視点です。いわゆるエバリュエーションです。

前向きというのは、今もしくは未来に注目しているという意味です。たとえば「もっと良い点数のためにはどうしたらいいか」という視点です。将来どのようなアクションをするかの参考のためにする評価なので、必ずしも厳密な数値でなくても十分役に立ちます。いわゆるアセスメントです。

同じペーパーテストであっても、過去を断定する評価として使うのと未来を思い描くための評価として使うのとでは大きな違いがあるのではないかと思います。