「ラクして生きたい」の真意は何か

働かずに暮らしたいとかラクして生きたいと言うと、一般的には怠けるなとかそんなにうまい話はないといったお叱りが返ってきます。少し深く洞察するとその言葉の真意が見えてくるかもしれません。

ラクするというのは目的ではなく手段です。「ラクして生きたい」を端的に言い換えると「幸せになりたい」ということなのではないかと思います。

なぜストレートに表現しないかというと、幸せというと小恥ずかしい言葉になってしまうからそれを避けているだけなのです。

同じように、お金が欲しいという人がただの数字であるお金が本当に欲しいわけではなく、幸福度やウェルビーイングを高めたいというのが本当に求めていることなのだと思います。

マーケティングでよく出てくる話で、ドリルを買いに来た人は穴が欲しいのだという格言と同じことです。

幸せという言葉を使うことでダイレクトに響く層もあれば、少し言葉をずらした方が効果的な層もいるということです。